シリウス先生の談話

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<<   作成日時 : 2015/12/13 21:28   >>

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人がより良く生きていくために何をすべきか、これを説いているものはたくさんあります。ただ本質的には共通していることを言っているもので、その一つが「感謝」ではないでしょうか。ふと思ったのですが、この感謝するということと「許す」ということはとてもよく似ているような気がします。

いかに多くのことに対して感謝できたか、これはいかに幸せな人生を歩んでいるかと相関しているのではないでしょうか。

例えば、街中を歩いている際に後ろから忙しく走ってきた人に「ドンッ」と肩をぶつけられてしまったとしましょう。心に余裕がある「場合」、この人に対して「仕事が大変なんだろうな」と寛大になり、許すことができるでしょう(許すなんていうと大げさのようですが)。しかし心に余裕がない場合は「どこ見て歩いてんだ、あぁ!?」となってしまうこともあります。

ここで気にすべき点は、前述の部分で「余裕がある人」ではなく、「余裕がある場合」と書いているところです。

本来、人は寛大な心をもって人と接することができるものです。しかし、その時々によって、どんな人であっても許すことができないことだってあるはずです。例えば、家族や友人の死が迫っているとき、病院へ急いでいる最中にお年寄りに道を聞かれても無視してしまうことは仕方のないことです。

ただ、一面的にこのシーンを見た人は「なんて不親切な人なんだ」と思ってしまうかもしれません。私はこういうケースがけっこう多いのではないかと思いますが、要は誰だってその時々に「一見しただけではわからない事情」をもっていたりすることもある、ということです。

このように広い視野でみれることも、その人を豊かにします。

さて少し話が脇に逸れましたが、感謝するという行為は「いかに心に余裕がある状態を保てるか」ということに、非常に依存しているということです。しかも、ありがたいことをされて、それに感謝するのはしごく普通のようにみえますが、難しいのは「当たり前のこと」に対して感謝の気持ちをもつということです。

もっと難しいのは「理不尽なことをつきつけられたような状況」であっても、それを許して感謝にさえ変えてしまうことでしょう。こんな大きな心をもてる人は幸せです。

これは「感謝のセンス」というべきでしょうか。いかに小さなことに対しても最大の感謝の気持ちを持つことができれば、小さな良きことで大きな幸せを感じることができるということです。人は大きな幸せを感じるために、大きな良きことを求める傾向があります。しかし一方で、より小さな良きことに対して、いかにしてそれを感謝し、幸せであろうかと受け取る努力はしにくい(そのようなことはしない)とは思いませんか?

つまり、感謝をする努力です。

換言すれば、感謝をできる余裕をもった生き方をするということです。

自分の幸せ、他人の幸せと二分して考えることができますが、自分の幸せだけを求めると心の狭い人間になり幸せになれません(他人への感謝の心が失われるからです)。逆に他人の幸せだけを求めてもいけません。なぜならば、他人の幸せばかりに気をとられてしまうと、段々と自分の心に余裕が持てなくなってしまうからです。

ある意味でこれが一番難しいのかもしれませんが、よく考え、気に留めるべきことです。

例えば少し空腹な状態であれば、パンを他人に分け与えることができます。しかし、空腹で死活の狭間にいるような状態では、少しのパンであっても自分のものとして食べてしまうものです。だから人に何かを分け与えるためには、わずかながらも自分の心に余裕をもたせておく必要があるということです。

だから、自分のため、他人のため、この2つをバランスよく考えていくことが大切なのです。

当然、他人の失敗を許すことができるのも自分の心に余裕をもてるだけの状態を保てているからです。むしろ、よく頑張ってくれた、ここまでできたのはあなたのおかげだ、と感謝さえできる余裕をもつことでみんなが幸せになります。

しかし、繰り返しになりますが、このようになれるためには、他人を思う一方で自分のことも大切に考え、常に余裕をもつような生き方が大切なのです。

道教では「何もない状態」が非常に重要だと説く、有名な例え話があります。窓は「何もないところ」があるからこそ、窓である。器は「何もないところ」があるからこそ、器である。といったような表現があります。

すこし見方をかえると、心にも「何もないところ」を作っておく(これは色々な感情を出し入れするだけの余裕という意味に近い)ことが重要なのではないでしょうか。感情の出し入れが全くできない状態を作ってしまうと、偏った考え方だけが心のスペースを支配してしまい、非常に一面的なものの見方しかできなくなってしまうでしょう。

常に「心のスペース」を少しだけ空けておくような努力が必要なのかもしれません。

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